第4章 触手*
「やっ、やめ、やめへっ!やめてぇぇっ……」
言葉で拒絶して許しを乞っても、触手は言葉なんて解さない。
がばりと開いた足の間に触手が居すわり、犯しはじめる。
ぐち……ぐち……
触手は非常にゆっくりと、私の秘部を堪能する。
ちろちろと細い先端で秘芽をねぶり、くるくると輪っかを描く。
愛液をあふれさせながら、秘芽をかわいがる触手が私から分泌されているそれを触腕に絡ませて秘芽に塗りたくった。
自分の愛液がお腹にまで垂れてくる。
「あっあっああ、あぁ……」
水草の匂い、甘い匂い、蒸れた汗の匂い。
湿った空気が塔に充満し、窓を隙間なく埋めるほかの触手も、同じように匂いを発してきた。
闇夜の禁断なるまぐわいは、誰も気づかないまま。
「ダメダメっ……あっ…だめぇぇ……」
秘芽を散々いじくり、ぷくりと膨れたそれから触手は手を離して、本番とばかりに膣の入り口をくすぐる。
今し方秘芽で練習しましたと言わんばかりに、触腕は膣口をなぞって……
その入り口を、左右からゆっくり広げてくる。
「ひぃいいっ! ひっ、あぁ、ああ」
ゴムのような柔らかさで広げられ、痛みはない。
ただただ秘部が生暖かい外気に晒される羞恥がつのる。