第5章 欲しい?
「えへへ、恥ずかしいから秘密に見守ってようかと思ったけどね」
「なんで心配なんですか?」
ほっぺた押さえたままのさつきちゃんは、さっきみたいな心配そうな顔からうってかわって微笑んだ。
「真珠ちゃんって、一人でなんでもやろうとしそう。自爆しそうなんだもん」
自爆……
ボーン、みたいな?←
「私、自爆するほどバカじゃないですけど」
「バカというより、…………ま、一人で抱え込んじゃダメだよ?
私、なんでも相談乗るから」
本当に、さつきちゃんに会えてよかったかもしれない。
遠慮ばかりしてた私に、なんだか一筋の頼り場ができたみたい。
不思議だ、
もう五年ほど会ってなかったのに
ここまで私に気遣ってくれるなんて。
さつきちゃん、最高。
嬉しいよ私___
「たまには私にも連絡してよね!寂しかったんだから!
それと、たまには赤司くんにも頼んなきゃ。
赤司くん、本当に優しくていい人だから」