第5章 欲しい?
ーー
真昼をトイレにつれたあと、真昼は突然近くにあったソファーに興味を示した。
そのソファーは、普通の革製のソファーではなく
タオル生地のソファー。
とてもふかふかしていたので、興味を持ったのだろうか?
「どうした、ふかふかか?」
僕が近寄ると、自分は勢いつけてソファーに座り
昨日睦月に僕がやったようにぽんぽんと隣を叩いた。
座れと言うことなのか。
僕が座ったのを確認すると、ふらふらと足をふる
あまり間近に子供を見たことがなかったから
かわいらしい光景に笑みが溢れてしまう。
子供って、いいな←
かわいいし、とても無邪気で
行動が不完全で予測不可能
見ていて飽きない。
横目で、真昼の様子を見ていた僕は、
僕たちに近づいてくる人に気づけないでいた。
そして、相手のほうは
僕に気づいたようだ__
「あれ……赤司じゃねぇか」