第4章 寝ぼけ眼
炊飯器をセットして、一段落ついたところで
私の服がまたまた掴まれた。
「あ、おはようございます真昼」
掴んでいたのは真昼で、寝ぼけ眼を擦っていた。
うわ。かわいいっ//
「あ、えと…………座ってていいですよ?」
真昼は、何も言わないでとことことキッチンから退室していく。
やはり、真昼は無表情。
何も言わない。
やっぱり、ホントの両親に会いたいとか思ってるのかな?
きっとそうだろう。
でもなんでこんなに小さい子が一人でいたのだろうか………?
もしかしたら、私と同じ境遇だったり……?
こんな小さい子が。
まさか………ね。