第4章 寝ぼけ眼
「で
どうしてこうなるんですかっ!!!」
只今、朝6時16分
現在地、赤司くんの家のキッチン
「ほ、本当に私ここにいてもいいんですか…………」
「遠慮したりしたら怒る」
「は、はいぃ!」
隣では赤司くんが腕を組みながら私の料理っぷりを観察中。
赤司くんの家の冷蔵庫の中のものでお味噌汁作り。
というより、見張ってませんか?
野菜がもうすぐ消費期限間近だったのでお味噌汁というより豚汁だけど………
「真昼、まだ寝てるんですか」
ソファーでころん、と小さくねっころがる真昼。
まだ、窓からの朝日が入り込んでいないからいいけど
じきに、真昼を照らしてその明かりで真昼も目を覚ますだろう。
「し……しかし困りましたね…」
「何がだ」
パチン、とコンロの電気と換気せんを入れて
赤司くんに訊く。
「私たち、生活用品
挙げ句のはてにはお金すら持ち合わせていないですが」
「だから、今日は買い物にいくんだろう」
「なんですと?!」