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【黒子のバスケ】僕らの育児ファンファーレ!

第2章 真昼


ーー



追い出された

彼女は確かにそういった。
明らかに深刻じゃないか。

追い出された、ということは前触れなくいきなりの出来事だということだろう。



なんなら住む家も、なんにもなくて困ってるんじゃないのか?



しかも手ぶらだし。



「全然大丈夫です」




強がりか、それとも心配をかけさせぬための気遣いか。
どっちにしろ放っておくのはまずい。




それに、





「全然大丈夫じゃないだろう




____その子」



彼女の手を握っている、小さな手を見て僕は言った。
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