第1章 私の想い人R18
どうしよう
き…もちいい
きもち、いい
日を追うごとに快楽が強まっていく
(こんなの、知らなかった
今まで、知らなかっ、た)
『か、かしせん、せ…っ』
無意識に腰が浮いて、ついせがむような動きをしてしまった事に気付く
自分がふしだらな事をしている、
その自覚はあるけど、止められない
『せん、せっ…はぁっ、あ…っ』
「うん、気持ちいいね、良かった」
ホッとするような声が聞こえ、まるで私を慰めるかのように優しく、私の感じる箇所を彼の舌先が素早く滑るように愛撫してくれる
その動きに、残っている私の理性も霞んで消えていくのを感じる
もっと、もっと
その先にあるモノが欲しくなる
『せ、せんせ…っ、先生、っ
私っ、もう…っ』
やがて込み上げてくるものを抑えられない衝動に駆られる
「ん、うん
すぐ楽にしてあげるよ」
『あっ…!!あぁ…っ…あ!』
私は彼の素早くなった指と舌の動きにすぐに押し上げられ、恍惚感に包まれながら、望んでいた高みに登りきった
何度経験してもその瞬間は、理性がまるで、本能に敵わない
自分も、所詮はただの動物なのだと、思い知らされる
そして大きな快楽と引き換えに、一気に頭が冷えて、この現実の虚しさを一番に感じる瞬間でもある
『う…っはぁ…あっ…』
すると、カカシ先生は顔を上げて私の様子を伺う
「どうかな?
…一回で満足できそう?」
身体を痙攣させている私を、体勢を起こした先生が今度は上から覗き込んでくる
誤解してしまうような
私を気遣う、穏やかで優しい視線
初めてこの抗えない快楽を教えてくれた、焦がれて仕方のない人
はたけカカシ先生
期待など、していいはずもないのに
だって、これは修行の一環
彼にとっては任務
恋人の戯れとは違うのだ
「もう苦しくない?」
『はぁ……はぁ、は、はい
先、生、すいませんでした』
すると恥じらう私を、先生は気遣うようにそっと抱き起こし、服の乱れを整えてくれた