第3章 カカシ先生の指導R18
最後にはグッタリとなった私の乱れた服を優しく整えながら、彼は頬にキスを落とす
覆面越しだが、そっと唇にも押し当てられた
そして、まるで大事なものを扱うように優しく抱き締めてくれる
いつもは罪悪感に苛まれるはずのこの刹那に、不思議な幸福感が湧き上がってくる
私は、抱き締めてくれる愛しい人の腕に、そっと頬を寄せた
(カカシさん…)
「ん…ごめんね
君があんまり気持ち良さそうだったから、つい夢中になっちゃった
そんなに感じやすいと、君の方が相手に呑まれちゃうよ」
『はぁ…はぁ』
私はまだ上がる息を整える事が出来ない
するとカカシさんは私の頭を撫でながら、また少し苦しそうな顔を見せる
(?)
『か、かしさん?』
心配になってそっと彼の手に触れるとビクッと震えるから、こちらもビックリしてしまう
「悪い、花ちゃん
俺も今…ちょっと苦しいかも」
『え?………あ』
密着させていた私の太腿に、何か硬いものが当たって、その言葉と彼の苦しそうな表情にはっと察する
思えばこの一週間、彼は何度もこんな風に苦しそうな顔を見せていた気がする
(た…確か男性は、興奮すると)
その生態も、慰める術も私は知識としてだけはキチンと会得していた
確かこういう時は
か、体を繋げるか、女性からも…こ、口淫で慰めるのが妥当だろう
段階としては…口淫…になるのだろうか
カカシさんが私との行為で…そう…なってくれていることは、男性の生理現象だとは頭では分かっていながら、少しだけ嬉しさがあってまたドキドキしてしまう
「花ちゃん、あの、悪いんだけど俺ちょっと…少しだけ、1人で」
カカシさんがすっと体を離してその場から立ち去ろうとするので、私は慌ててガバッと上半身を上げる
『まっ、待ってください!
その…次の授業も、や、やらせて頂けませんか?』
するとカカシさんはハッとして慌てたように被りを振る
「え?!い、いやいやごめん!
俺が苦しいなんて言ったから。気にしなくて大丈夫!」
『いえ、おっ、お願い…します』
顔を真っ赤にして頭を下げる
「花…ちゃん」