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NARUTO 夢

第2章 カカシ先生の指導





でも綱手様の命は絶対だ

医療を極めたこの先に、更にくノ一の秘技を取得する事で火影様のお役に立てるのであれば、才能のない分は今までと同じ、努力でカバーするだけだ


『こっ、心して取り組みますので…どうかご指導の程、宜しくお願い致します』


他に選択肢はない

カカシ先生は、私のそんな決意を感じたのか優しい顔に穏やかな笑みを浮かべる


「ははっ、真面目だなぁ
心配しなくても、才能なら思った以上にありそうだよ

チャクラのコントロールは抜群に上手いしね

…そんなものなければいいと思ってたんだけど」


『え?』


すると先生は焦ったように軽く咳払いをすると、真剣な顔で私に向き直る


「いや、でも君の場合さ
前にも話したと思うけど、ちょっと男性慣れが必要だね

ことに及ぶ前に、緊張して相手を誘惑するどころじゃないんだから

今はまだ、技以前の問題」


そ、それは、相手がカカシ先生だからというのも大きいんだけど

内なる声は、言葉には出せない


「よってだ」


『は、はい!』


何を言われても、何をされても、動じない心をまずは身につけないと

だがとてもじゃないが大好きなカカシ先生を相手に秘技で籠絡なんてクリアできる気がしない


「いい?
この1ヶ月は、俺の事を恋人だと思って接してみて」


『え?』


突拍子も無い提案に声が裏返ってしまい、焦る

こっ、恋人って…か、カカシ先生を?

そ、そんな修行って…


「出来そう?」


ニッコリと微笑まれる


『…恋、人ですか』


恋人って、カカシさんが相手だったら、むしろ…嬉しい、というか


「ところでいたことはあるのかな?……その、恋人は」


探るような目で見られて、慌てて首をブンブンと大きく降った


『いっいえ!!…な、な、な、な、ないです!』


今度は必要以上に大きな声が出てしまい、先生はそんな私を見てプッと吹き出した、が直ぐに真剣な表情になって何かを呟いている


「はぁ、本当に…
なんだって綱手様はこんな真っ白な子に、酷な修練を…(ぶつぶつ)」


内容はよく聞き取れず、首を傾げる


『?』


先生は直ぐに穏やかな笑みを浮かべると私を見据えた

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