第3章 入学
教室に戻り机に置いてあるカリキュラムを持って教室を出た。
「相澤先生、いますか」
「おう、待ってた」
放課後、個性把握テスト後相澤先生に教務室に来いと言われていたので、会いに教務室に入る
「お前今日のテスト個性使ったか」
「それ言うためにわざわざ呼んだの?...ですか。。使ってないですけど。」
タメ口で話すとギリッと睨まれたので敬語にし直し、話すとパソコンの画面に目を向けながら話しを続けた
「個性把握テストなんだから個性使わなきゃ意味ねぇだろ」
「そんなこと言ったって、無駄な体力使いたくないんですよ。それにあんまり個性見せるの好きじゃないんですよね」
「除籍処分にするぞ」
「あはは先生が除籍処分にするのは見込みがない奴でしょ?俺を手放すのは...ね?勿体なくない?、、ですか」
「チッ あんま自分の力を過信しすぎんなよ。要件はそれだけださっさと帰れ」
「はーい。さようなら」
教務室を出て真っ直ぐ家に帰ろうとすると数名の生徒に呼び止められた
「あの!」
「ん?えっと同じクラスの...?」
「あたし耳郎響香。よろしく想造さん」
「よろしく〜呼び捨てて大丈夫だよ」
(あんまり順位上じゃなかったよな。どんな個性なんだろ)
「うん!」
「あたし葉隠透!よろしくね!」
「よろしく〜」
(透明。まじで透明だ。これだと普通の戦闘には向いてなさそうだな)
「私は八百万百と言います。よろしくお願いしますね」
「よろしく〜」
(1位はこの人か)
3人のことをなんとなく頭にいれる
「私達これからカフェ行くんだけど一緒に行かない?」
「あー、、ごめん。この後用事あるんだ」
(まぁ嘘だけど)
「そっか〜残念だけど仕方ねーな!じゃあまた明日」
葉隠と八百万も俺にまた明日と言って走って行ってしまった
(俺もさっさと帰ろ)
やはり、見なれない景色を見ながら家に帰った