第10章 林間合宿前の一休み
八百万の合図でスタートするが、飛んだり氷で渡ったり泳ぐ気は無さそうだ
(もうこれなんなの)
最終的に、爆豪、轟、緑谷、俺で勝負することになった
「おい、半分野郎体育祭ん時みたいに手加減なんかすんじゃねぇぞ!本気できやがれ」
「分かった」
「お前もだ!このくそデク!」
「分かったよかっちゃん」
「お前もだ」
ギッと睨んでくる爆豪
「へーへー」
(俺もういらなくない?)
「それでは50m自由形の決勝を始める!」
「いったれ爆豪」
「轟も負けんな!」
「デク君頑張れ〜!」
「頑張れ!!」
「位置について、、よーい、、どん!」
(あ、)
全員が力を入れて飛び込んだ...!というか落ちた
「17時、プールの使用時間はたった今終わった早く家に帰れ」
相澤先生によって個性が消されたのだ。
俺は時計で気づいたので落ちてはいない
「そんな!先生、」
「折角いいとこなのに!」
「何か言ったか」
「「「「「なんでもありません!!」」」」」
例の如く相澤先生の圧にやられ解散した
「ただいま 」
「おかえり!」
「お前も来てたんだな」
「うん、暑かったし走るよかいいかなって」
「なるほどな、今日は素麺かいいな」
「でしょ!早く食べよ〜」
「おう」
硝子の皿と氷が当たる音がする
外では蝉が必死に鳴いてる
ニュースでは来週から気温がまた上がるってアナウンサーが喋ってる
(あぁ、夏は
嫌いだ)