第9章 期末テスト頑張っちゃおう
〈想造演習試験 Rady Go!〉
少し高いところに登りゴールを探す
(発見ってことはあっちから向かってくるかもな。つーか今のうちに作っとこう)
俺はあるものを作成し、氷をずっと発動しつつゴールに向かう
すると作っていたものも、氷も出なくなる消太兄に見つかったのだ
「随分のらりくらりしてるな」
「そーでもないよ!」
俺は急ブレーキをかけて空から降りてくる消太兄にと向き合う
「 ウォーターメイク スライサー」
切れ味抜群の水が一気に消太兄を襲う。その隙に屋根に登り走り出すと屋根の上での鬼ごっこが始まった
「チッ よく見てやがる」
(消太兄は捕縛武器で俺を捕まえに来るだろうからそれを避けつつ使える時に個性をぶっぱなす)
「いつまで逃げてる!」
予想通り捕縛武器で捕まえようとする消太兄
俺はなんとか避けるが流石にプロヒーロー結構しんどい
一旦屋根から降りて消太兄の目線から外れることにした
「しまった、走りすぎてゴール何処かわかんない。あーやっちまった、、、いやでもどの道戦闘以外の選択肢は無かったからな」
着いたのは狭い道だった。
そう実は俺、極度の方向音痴なんですよ。地図見ながら歩いて逆に行っちゃうくらい...。
「なんだ迷ったか?」
「!!! ファイヤーメイク!」
捕縛武器で腕を捕まえられたが、瞬きの間を上手く使い炎で燃やし落とす
「さて、そこからどうする」
「そもそも逃げる選択肢なんて与えてないくせに」
「はっ、いらねぇだろ」
同時に間合いを詰め、殴り合いになる。なかなかどっちの攻撃も当たらないけど
(此処じゃやりずらいな、、せめて広い場所に。それには消太兄の目を欺かなきゃいけないし......使うか)
「インパクト!」
指パッチンを鳴らすと最初こっそり作っていた音符の爆弾が消太兄を囲み爆発する
「ごめんね!」
俺はその隙に広い道にでてゴールに向かう。
「ゴッホ...」
(チッ あいつはゴールに向かったか?つーかこんな爆弾いつの間に覚えやがった規模は小さいが煙幕がすげぇ)
あいつが向かったであろうゴールに俺も向かう
するとその背中はすぐに見つかる