第8章 ヒーロー名(仮)と職場体験
「あーはっはっはっ」
「あはははははっ」
「うるさっ何事」
教室に入るなり切島と瀬呂のバカ笑いが聞こえてつい耳を塞ぐ
「おはようちゃん」
「おはよ麗、え、だれ?目覚めたの......ぶはっえ?何爆豪やばっ!!くっくっ」
笑ってる2人が腹を抱え前かがみになると7:3ヘアーになった爆豪と目が合い、俺もツボにハマってしまった
「おい!てめぇも笑ってんじゃねェ!殺すぞ!!」
「あーはっはひーむりィしんどあっはは」
「んだこらぁ!テメェら!」
BoMBと効果音がしたと思ったらいつも通りの髪型が元に戻る
「どーゆう原理だよ...ふはっくっはあしんど。笑った笑った」
「テメェマジでぶっ殺す」
両手をバチバチさせてる爆豪は放って自席に座ると轟の席の周りで喋っていた緑谷に声をかけられる
「おはよう想造さん」
「はよ」
「想造さんはエッジショットのところだったんだよね?どうだった?」
緑谷は興味津々の顔をして俺を見てくるし、飯田も「是非聞きたい」と両腕をビシッとさせる、轟も興味があったのか俺の方へ振り返る
「迷子を親に届けたり、ひったくり捕まえたり、変質者を警察に届けたり、暴れだしたビィラン捕らえたりしてたよ。まぁ俺は何もしてないけどね」
「それは、大変だったね」
「まぁ、それよりお前らだろ“ヒーロー殺し”命あってよかったな」
「う、うん!」
その話題を出すと皆が集まってきて、そっちの対応に3人は追われた
(飯田は体育祭後変な雰囲気あったけど、もう吹っ切れたのか顔がスッキリしてるな)
後ろから見たステインの事を語る飯田はもう何も迷っていないようだ