第8章 ヒーロー名(仮)と職場体験
「将来自分がどうなるのか名を付けることでイメージが固まりそこに近ずいて行く。それが名は体を表すって事だ。“オールマイト”とかな」
そうゆうと寝袋に入り寝てしまった
前から小さいホワイトボードとマジックペンが回され、名前を書き始める
(.....俺のしたい事...ビィランを.....)
「ははっヒーロー向いてねぇな」
自分のしたい事を頭に浮かべ苦笑する
しばらくすると「じゃあそろそろ出来た人から発表してね」とミッドナイト先生は言った
最初は青山、キラキラがとかなんとか、つーか短文だった。次の芦戸はやめときな!と言われボツに。大喜利みたいな雰囲気になってしまった
そこで手を挙げたのは梅雨ちゃんで“梅雨入りヒーローFROPPY”と如何にも梅雨ちゃんらしいヒーロー名に皆何処と無くほっとしたように見えた
「親しみやすくていいわぁ、皆から愛されるお手本のようなネーミングね」
先生からも絶賛でFROPPYコールが起こった
随分やりやすい空気になり次々と発表していった
「爆殺王」
「そーゆうのはやめた方がいいわよ」
爆豪の爆殺王は却下され、笑いものになった。てゆーか結構騒いでるけどそれでも起きない相澤先生すげーな
「ヒーロー名思ったよりずっとスムーズに進んでるじゃない。残ってるのは再考の爆豪君と飯田君、緑谷君そして想造さんね」
「じゃあ、、怠惰ヒーロー ウィザード」
「魔法使いね、怠惰はまぁいいとしましょう!」
爆豪のヒーロー名はかなり時間がかかったがなんとか決まった
「さて、全員のヒーロー名が決まったところで話を職場体験に戻す。期間は1週間、指名のあった者は個別にリストを渡すからその中で選択しろ。指名の無かった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可能事務所40件この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる」
「例えば13号なら対ビィランより人命救助中心とかね」
「よく考えて選べよ」
プリントが配られ「今週末までに提出しろよ」と言い残し相澤先生とミッドナイト先生は教室から出ていった