第7章 迫り来る!?体育祭!
会場が回復し2試合は俺と飯田の戦いだ
飯田は持ち前のスピードで俺の後ろに回る。どうやら俺を場外に押し出す作戦らしい。
なので俺は飯田に触られる前に避けることにした
「随分と優しいんだね」
飯田は何度でも向かってくるが俺は軽々と避ける
「女性に傷をつけるわけにはいかないからな。捕まってくれ」
「嫌だね」(まあ潮時かなぁ)
ライン際に立ちギリギリまで飯田を引き付ける
「そんな所では逃げることも出来ない!」
飯田は真正面から物凄いスピードで向かってくる
「逃げる必要はないよ」
俺は左足を軸にして半歩下がり飯田の腕をつかみスピードを利用して場外へ投げ飛ばした。飯田は止まれずそのまま場外へ出てしまった
「飯田くん場外!想造さんの勝利!」
3試合は常闇の勝ち。八百万の時と同じで芦戸を場外まで追い込んだ
4試合は爆豪の勝ち。爆破してもあまり効かない切島にはだいぶ手こずってたけど、切島の綻びをみつけ爆破を連撃、流石に耐えられなかった切島はダウンした。
そして、ベスト4が出揃った
「頑張ってねちゃん」
「ありがとう、梅雨ちゃん」
「頑張れ〜!」
皆からの声援を背に受けてフィールドに向かう
(頑張るよ)「適度にね」
〈準決勝、第1試合!唯一の女子!ヒーロー科想造!Versusちょっとは手加減してやれよ?ヒーロー科轟焦凍!......START!〉
合図がなると同時に氷が俺に向かって来る。最小限の動きで避ける
〈おぉぉ!早速仕掛ける轟ィ!!想造どうする!?〉
轟は氷で攻撃を続けるが、俺はひたすらに避けるだけなのでフィールドは氷だらけになってしまった
「なぁ、轟そっち使わねぇの?」
「使うつもりは無い」
「そっかぁ...。」
(残念だなぁ。でも緑谷みたいに熱く語りかけるなんてがらじゃないしな〜 )
〈開始から同じ状況が続いているぞ?つーかよなんで想造は個性使わねぇんだ?〉
〈俺が知るか〉
(てか、左側使わない轟とやっても無意味だよね)
俺は轟の氷を避つつ轟に向かって走る。轟は氷で遠ざけようとするが俺は轟の懐にはいり鳩尾を殴る
「カッハ...」
氷でカバーされ俺の拳は凍ってる。だが多少なり入ったのも事実、俺はつかさず回し蹴りをくらわす