第2章 雄英高校入学試験
1週間後─
雄英から送られてきた手紙を取り出すとオールマイトが投影された
「私が投影されたー!!!」
オールマイトは自分が雄英の教師になることと試験の結果について教えてくれた
想造ビィラン30p、レスキュー45pで合格
俺は雄英高校に入学が決まった
「レスキューポイントとか聞いてないんだけど...」
「まぁ伝えてなかったしな」
隣に座っていた相澤消太は珈琲を啜りながらたんたんと述べる
「0pビィランがそーだったんでしょ?」
「そーだな」
「どーりでおかしいと思った。無関係なビィラン試験に出すほど雄英も馬鹿じゃないもんね」
「気づいたのは数人程度だけどな」
「ふーん」
相澤消太、雄英高校の教師である彼がなぜ同じ家にいるのか。。。
それは、親戚関係にあるからである。俺の両親は俺が10歳の時に亡くなってしまった。詳しい事は分からないが親戚は俺を育てるのを嫌がっている。という事は理解出来た。
そんな大人を見かねてか相澤消太は俺が育てると言ってくれた
後々理由を聞くと「お前の親には世話になった」と寂しそうな顔で教えてくれた
「学校側に事情は話してあるが、呉々も俺とお前が一緒に住んでるってことは周りにバレないようにしろよ」
「はーい」
「あと、問題行動は起こすんじゃねーぞ」
「へいへーい」
(本当に分かってんのかよ)
「じゃ、おやすみ消太兄」
「おやすみ」
自分の部屋に入り両親の写真の前に正座する
「お父さん、お母さん。雄英高校に入学が決まったよ。強くなってみせるから見守っててね。おやすみなさい」
電気を消してベッドに入るとすぐに睡魔に襲われ寝てしまった