第7章 迫り来る!?体育祭!
〈さぁ昼休憩も終わっていよいよ最終種目発表!
と、その前に予選落ちの皆に朗報だァ!あくまで体育祭ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさァ!!本番アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げる〉
〈な〜にやってんだ?〉
〈どーしたA組?どんなサービスだそりゃぁ?〉
皆が注目している方を見ればチアリーダー達と同じ格好をして並んでいるA組女子の姿が見えた
「峰田さん、上鳴さん騙しましたね!!」
八百万は怒っているけど当の二人は親指を立てて満足そうに笑っている
〈さぁさぁ!皆楽しく競い合おうぜレクリエーション!!それが終われば最終種目進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式ィ!!1VS1のガチバトルだァ!〉
「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ!組が決まったらレクリエーション挟んで開始になります。レクに関しては進出者16人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。んじゃ1位のチームから」
ミッドナイトが轟達に引かせようと動くと尾白が手を挙げ発言した
「あの、!すいません。俺辞退します」
緑谷と飯田は「なんで?」「プロに見てもらえるのに」と質問を投げかける
「騎馬戦の記憶終盤ギリギリまでほぼぼんやりとしかないんだ。多分奴の個性で。チャンスの場だってことは分かってるそれを不意にするなんて愚かな事だってのも...でもさ、皆が力を出し合って争ってきた場なんだ。こんな、、こんな訳分かんないままそこに並ぶなんて俺には出来ない」
尾白が言い終わるとB組の庄田も同様の理由で棄権を申し出た
ミッドナイトは「青臭い話が好み!」との事で棄権を認め代わりに鉄哲と塩崎が参加する事になった
〈という訳で、抽選の結果はこちら!〉
──1回戦 心操VS緑谷
──2回戦 轟VS上鳴
──3回戦 塩崎VS想造
──4回戦 飯田VS発目
──5回戦 芦戸VS青山
──6回戦 常闇VS八百万
──7回戦 鉄哲VS切島
──8回戦 麗日VS爆豪
画面を見て観客は“うおおおおお”と盛り上がる
(塩崎に勝てば飯田か...んで轟ね)
〈It’s束の間ァ!〉
プレゼントマイクの声でレクリエーションが始まった
俺は参加せず控え室で寝た