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スノードロップ【ヒロアカ】

第7章 迫り来る!?体育祭!


「緑谷、お前...オールマイトの隠し子かなんか......どうなんだ」

「違うよ、それは。って言ってももし本当に隠し子だったら違うって言うに決まってるから納得しないと思うけど、兎に角そんなんじゃなくて...!
そもそも逆に聞くけど、なんで僕なんかにそんな...?」

「“そんなんじゃなくて”って言い方は少なくとも何かしら言えない繋がりがあるって事だな」

轟の言葉に緑谷は言葉を詰まらす

「俺の親父はエンデバー知ってるだろ。万年NO.2のヒーローだ。お前がNO.1ヒーローの何かを持ってるなら俺は...尚更勝たなきゃいけねぇ。親父極めて上昇志向が強い奴だ。ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せた。それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい、自分ではオールマイトを越えられねぇ親父は次の策に出た」

「何の話しだよ轟君...僕に何を言いたいんだ」

「個性婚、知ってるよな?超常が起きてから第2第3世代間で問題になったやつ。自身の個性をより強化して子どもに継がせる為だけに配偶者を選び結婚を強いる、倫理観が欠落した前時代的発想。実績と金だけはある男だ、母親の親族を丸め込み母の個性を手に入れた。俺をオールマイト以上に育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった。鬱陶しい。そんなクズの道具にはならねぇ」

(そりゃあ嫌いにもなるわな)

「記憶の中の母はいつも泣いてる。“お前の左側が醜い”と母は俺に煮え湯を浴びせた。
ざっと話したが俺がお前に突っかかんのは見返す為だ。クソ親父の個性なんざなくたって......いや、使わず1番になる事で奴を完全否定する」

ビリビリとした空気感、轟の思いが、言葉の重みが痛いほど伝わってくる

轟は立ち去り、緑谷は轟の後を追って外に出た。爆豪も何も言わず戻って言ってしまった。
俺は暫くしてから屋台でたこ焼きを買い腹を満たした

(そう言えば、消太兄は何か食ったのかな)

俺はたこ焼き屋に戻って2個買って実況室に向かった

「相澤先生、はいこれ」

座ったまま寝ていた相澤先生を揺すり起こしたこ焼きを置く

「ん?あーどーも」

「じゃあね」

「おう、、」

俺は駆け足で会場に戻った
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