第7章 迫り来る!?体育祭!
肩に手を置かれ振り向くと意外な人物だった
「お前俺と組めや」
「...爆豪と?」
「そーだ」
(爆豪かぁ、、まぁ誰と組んでもいいしいっか)
「分かった、いいよ」
返事をすると切島と芦戸がグッと親指を立てる
作戦を話し合っているとビーッと終了の合図が鳴る
「それじゃいよいよ始めるわよ〜!」
〈15分のチーム決め兼作戦タイム経てフィールドに12組の騎馬が並びだったァ!〉
〈なかなか面白い組が揃ったな〉
〈さぁ!あげてけ怒気の声!血で血を洗う雄英の合戦が今狼煙をあげる!!〉
プレゼントマイクがカウントダウンを開始する
〈3...2......1〉
「スタート!」
ミッドナイトの声で一斉に緑谷に向かう。それは俺達も例外ではない
発明科の力を借りて逃げた緑谷を追う
B組と障子達に挟み撃ちにされた緑谷はもう一度飛び逃げるがそれを爆豪が追いかける
「爆豪!...おい切島どーゆう教育してるんだよ」
「俺のせいじゃねぇよ!」
「はぁ」
爆破で攻撃したが、常闇のダークシャドウに受け止められ落ちる爆豪の下にタイミングよく入り座らせた
〈騎馬から離れたぞ!いいのか!?〉
「テクニカルだからOKよ、地面に着いてたらダメだったけど」
(なんだってこんな危ない橋渡ろうと思ったんだか、いやまぁこれで負けたらそれまでってだけの事か)
緑谷達もなんとか着地したようで逃げていく。
そしてほんの一瞬の隙に爆豪のハチマキがB組の奴に取られてしまった
「単純なんだよ、A組」
「んだ!テメェコラァ返せ殺すぞ」
「ミッドナイトが第1種目と言った時点で予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」
B組のやつは振り返り煽る
「あ?」
「大凡の目安40位以内と仮定し、その順位以下にならないよう予選を走ってさぁ、後方からライバルになる者達の個性や性格を観察させてもらった。その場限りの優位に執着したって仕方ないだろ?」
「クラスぐるみかァ」
「まぁ、全員の総意って訳じゃないけどいい案だろ。人参ぶら下げた馬みたいに仮初の頂点を狙うよりさ。あ、あと序に君有名人だよねぇヘドロ事件の被害者、今度参考に聞かせてよ年に一度ビィランに襲われる気持ちってのをさぁ」
爆豪は完全にキレたようで顰めっ面になりながらふり絞って声を出す
「切島ァ...予定変更だァァ...」