第7章 迫り来る!?体育祭!
「さぁさぁ位置につきまくりなさい!」
ミッドナイトの合図で全員が位置につく。
でかい門のランプが端から消えていく、全て消えると同時に「スタート!」と合図がなり皆一斉に走り出す
〈さぁさぁ!実況していくぜ!解説は1-Aの担任が行うぜ!Are you ready?〉
〈へーへ〉
〈早速だが、序盤の見所は?〉
〈今だよ〉
実況の言う通り狭い入り口は人がギュウギュウで中々出れず、入り口を抜けても一番最初に出た轟の氷で殆どの奴からがそこから進めずにいた
「甘いねぇ轟少年」
俺は滑るように進み先頭を追いかけていくが入試の時の仮装ビィランが俺達の道を阻む
〈さぁ〜!いきなり障害物だぁ!まずは手始め...第1関門!!ロボインフェルノ!〉
「いや〜金かかってんねぇ」
そんなことを言っていると最前線にいた轟が不安定な状態でビィランを凍らせ突破と妨害を同時にして見せた
〈すげぇな!流石は推薦入学者ぁ!初めて戦ったロボインフェルノを全く寄せつけないエリートっぷりだぁ!〉
上から乗り越えるやつ、正面突破する者が次々と進む
俺は向かってくるインフェルノを避けながら進んだ。
〈おいおい!第1関門もチョロいってよぉ!んじゃ第2関門はどうさぁ!落ちればOUTそれが嫌なら這いずりなぁ!“The Fall”!〉
第2関門は柱の形をした岩岩を繋ぐ綱を渡り第3関門の場所まで行くというもの。
轟は凍らしながら爆豪は空を飛んで俺は普通に走り抜ける。発明科のなかでも自分の発明品を駆使して渡っている者もいた。
〈先頭は頭抜けて、下は団子状態!上位何名が通過するか公表してねぇから安心せずに突き進め!
てか、めちゃくちゃ普通に走ってる奴いるけど、あれ誰?!〉
〈うちのクラスの想造だ。身体能力がそもその高ぇからあんま関係ねぇんだろうな〉
〈そんなのありかよ!!...おおっと!早くも最終関門!かくしてその実態は?1面地雷原!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞぉ!目と足酷使しろぉ!ちなみに地雷は競技用で威力は大した事ねぇが音と見た目は派手だから失禁必死だぜぇぇ!!〉
〈人によるだろ〉
(次が最終関門か、割と早かったな)
綱を渡りきりしばらく走ると最終関門が見えてくる
(こりゃまた派手だな。めんどくせぇ)
取り敢えず地雷を避けながら走る