第7章 迫り来る!?体育祭!
学校に行き、体操着に着替えクソ広い1-A控え室で開会式を待つ
「皆!準備は出来てるか、もうじき入場だ」
飯田の言葉で緊張が増す。そんななか轟が緑谷に話しかけ、皆の視線が集中する
「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」
「う、うん」
「けど、お前オールマイトに目掛けられてるよな?別にそこ詮索するつもりはねぇが...お前には勝つぞ」
ピリピリとした空気に包まれるが切島が止めに入る
「おい、おい、おい!急に喧嘩腰でどうした、直前にやめろって」
切島の手を振り払い「仲良しごっこじゃねぇんだ何だっていいだろ」と言って背を向け歩き出した轟は緑谷の声にもう一度振り向く
「轟君が何を思って僕に勝つって言ってるのか僕には分からないけど。そりゃあ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に敵わないと思う。客観的に見ても。。
他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ!遅れをとる訳にはいかないんだ。僕も本気で取りに行く。」
真剣な緑谷に轟は「ああ」と短く答えた
(お熱いねぇ〜、あそこまでの熱意はもう手に入らねぇだろうな)
プレゼントマイクの声で体育祭が始まる
1-Aが入場すると会場は更に盛り上がった
全組が中央に集まったところで主審のミッドナイトにより選手宣誓が行われた。
「選手代表!1-A爆豪勝己!」
「宣誓、俺が1位になる」
(やると思った)「ふはっ」
俺達とは違い他の組からはブーイングの嵐、俺達からも若干ブーイングだけど、、
(爆豪らしくて笑える、でもバカにしてるでもなく見下してるでもなく、本気で1位狙ってる目だ。実はドMなんか)
「では!早速だけど運命の第1種目は──」
先生の声と一緒に画面が出されバンっとルーレットが止まった。
「今年は──これ!!」
画面には[障害物競走]の文字
11クラス全員参加のレース。コースはこのスタジアムの外周約4km。
「我が校は自由さが売り文句!コースを守れば何したって構わないわ!」
ミッドナイトは悪い笑みを浮かべた