第7章 迫り来る!?体育祭!
体育祭まで2週間、筋トレメニューとランニングをいつも通りこなし、1秒でも多く木刀に触れた。
(喉乾いたな)
雄英体育祭は明日、プレゼントマイクと実況の仕事をしなくてはならないのでルールや競技について頭に入れいた。
リビングに行くと明かりがついている
「ガキがこんな時間まで起きてんなよ。それとも緊張して寝れねぇのか」
そう言われてスマホをつければ1:23
確かに子どもが起きている時間じゃない
「気づかなかったや、もう寝るよ」
(時間忘れる程の集中力、瞑想でもしてたのか)
「おう、さっさと寝ろ」
冷蔵庫を開けお茶で乾いた喉を潤す
「あ、そーだ消太兄、明日いや今日か。俺なるべく個性使わないから」
「あ?それじゃあ意味ねぇだろ」
「そーなんだろうけどさ、、、個性使わないでどんだけやれるのか気になるし、いい機会だと思うんだよね。てことであんま怒んないでよね♪じゃあおやすみ」
(いつものおちゃらけてる感じじゃねぇ。いや、いつも本気だった。か。あいつの個性は基礎体力やセンスが人の何倍も必要だからな。それにあいつなら引き際も分かってるだろうしな)
テレビで録画予約を済ませリビングの明かりを消して自分の部屋に戻りベッドに入り、明日に備え眠った
「消太兄、行ってらっしゃい」
「おう、お前も早く来いよ」
「わかってるって、消太兄こそ応援してよね」
「気が向いたらな」
体育祭はテレビで中継される。ということはビィランも見ている可能性が高い。そうなると手の内を晒し過ぎるのはよくないことだ。
だから個性は最小限に元の身体能力だけでどれだけ上に行けるのか試せる絶好のチャンス。
「さぁて、それなりに頑張りますかね」
大きく伸びをして身支度をすすめる