第6章 敵襲
回復で失った力を貯めなおす為集中していると、脳無を地面に埋めようとバックドロップをしたオールマイトがワープで逆に脳無に捕まってしまった。
「いいねぇ黒霧」
オールマイトの腹からは血が滲み出ている
「目にも止まらぬ速度の貴方を拘束するのが脳無の役目そして、貴方の体が半端に留まった状態でゲートを閉じ、引きちぎるのが私の役目」
「オールマイト先生..!」
(力が溜まりきっていない今じゃ中途半端な技しか出せない)
どうしようか考えていると緑谷が声を上げてオールマイトの元へ走ってくるが黒霧はそれを阻むように緑谷の前に立ちはだかり取り込もうとワープゲートを開いていた。しかし捕まる寸前で爆豪が黒霧を爆破し地面に押さえつけた、轟が脳無の半身を凍らせオールマイトが脳無から抜け出せるよう助けた。
「テメェらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」
切島は手が沢山ついてる奴に攻撃したが避けられたようで、後ろに下がった
「緑谷大丈夫か?」
「あ、想造さん。うん大丈夫だよ」
「平和の象徴はテメェら如きにやれねぇよ」
「攻略されたうえに全員ほぼ無傷。凄いなぁ最近の子どもは恥ずかしくなってくるぜビィラン連合。。脳無」
主犯格の声で脳無はワープゲートの中に沈み反対側から出て来たと思ったら凍らされた半身が崩れ、すぐさま再生した
(衝撃吸収に超再生かよ。)
「ショック吸収の個性じゃないのか?!」
「別にそれだけとは言ってないだろ。これは超再生だね、脳無はお前の100%に耐えられるように改造された超高性能サンドバッグ人形さ」
全員が構えにはいる
「まず出口の奪還だ。行け脳無」
脳無は黒霧を奪還すべく爆豪に襲いかかる。殴られた衝撃波が土埃と混ざって俺達の視界を奪う
「爆豪!!...ってえ?」
「かっちゃん!!ってかっちゃん!?避けたの?凄い!」
「違ぇよ黙れカス!」
吹っ飛ばされたはずの爆豪は俺達の元に居て土煙の中には敵の攻撃を受けた姿のオールマイトが居た
しばらく主犯格が自分の考えをあーだこーだとほざく
「3対6だ」
「靄の弱点はかっちゃんが暴いた」
「とんでもねぇ奴らだが、俺らでオールマイトのサポートすりゃあ撃退できる」
「駄目だ!逃げなさい」
オールマイトは俺達の前に立ちビィランと向き合う