第6章 敵襲
「はっなんだアイツ1人で向かってくるぜぇ〜」
数人のビィランが束になってかかってくる
「退け雑魚が」
木刀を使って敵を倒しつつ相澤先生の元に走っているとすごい風圧に押される
少し足を取られながらも相澤先生の元に駆けつける
「消太兄!」
相澤先生は両腕が骨折、右肘は筋肉が丸見えで、頭から血を流していた
「..出血が多すぎる
発動キュアーメイク 妖精の涙」
さっきと同じ。違うのは妖精二体いるということ
周りを見渡すと恐らくさっきまで相澤先生が戦っていたデカブツに右腕を掴まれた緑谷と手が沢山ついてる奴に追い詰められてる蛙吹と峯田の姿が目に入った
「...緑谷?蛙吹に峯田までなんで...!!」
相澤先生の肘の異常さはそこらの奴じゃないと思っていた。2人の怯え様から恐らくボスであろうあいつの個性だと確信した
(どうすればいい、間に合わない)
俺が悩んでる間にオールマイトが扉を破り登場。
予想していなかったのか、敵の動きも止まっている。その間に相澤先生と緑谷、蛙吹、峯田を担いで助けてくれた。
「皆、入口へ相澤君を頼んだ。意識がない、早く!」
「はい」
「ケロ ...ちゃん?」
蛙吹は動かない俺の顔を覗き込む
「俺はここに残る相澤先生連れって」
オールマイトには聞こえない声で伝える
「何言ってんだよ!?」
「...でも、、、わかったわ」
蛙吹は何か言いたげな顔をしたけど飲み込み頷いた
騒ぐ峯田を言い聞かせ緑谷と峯田と一緒に相澤先生を抱え入口に向かった
俺はオールマイトが戦っている隙に敵と距離をとり身を隠した
(どうしたらあのバケモンに勝てる)
人間ぽい2人はおいてバケモンのことだけを考える