第2章 出会い
「あッ、ふ…」
突然の事に、状況が追いつけない。
頭が真っ白だ。
唇を閉じられなく、敦さんの舌が口内に侵入した。
「んっ…はっ、ぁ…」
舌同士が触れ合う濃厚なキスに、思考が蕩けていく。
「んぁ、ふ…んっ、ふぁ……」
苦しくなって敦さんの胸を叩いても、ビクともしない。
「ん……は、っ…ぁ、…」
少し離れたかと思えば、再び深く口付けられる。
「ぁ、…ん、んんっ…は…っ」
右手が服の上から身体のラインをなぞり、私の胸に到達する。
「ひゃあ…!?」
初めて触らせる感覚に、鳥肌が立つ。
兄さんにも触られた事ない場所。
兄さんにされたことの無い事。
───助けて、兄さん
男経験の無い私は恐怖心が芽生えた。
そして、いつの間にか兄に助けてを求めてた。
敦さんは躊躇無く、ボタンを一つ一つ外していく。
───やだ、怖い。
その事で、私は瞼を伏せる。
「ま、待って!」
「待てない」
唇が、乳首に触れた。
そっと口に含み、舌で転がしてに快感を与える。
「や…あ、んっ……」
顔を赤らめ悶える彼女に、敦は一つキスを落とす。
胸を揉んでいると、が両足を擦り合わせているのが見えた。
「んっ、こんな事やだ、敦さんお願い…っ」
涙目で敦に、訴える。
敦に優しく触れられた所が、熱を持ったように熱い。
柔らかな胸を堪能しつつ、手は下腹部からそっと股間に下りていく。
下着に触れ、下のそこに指が当たると
「ひッ、やっ、やだ...!!」
指が秘裂に沿って撫で上げると、は思わず身悶えた。
「ひゃぁッ…あっ…」
「 ちゃんッ…」
普段、見られないの恥じらう姿に興奮を抑えきれない敦。