〈男主 BL R18〉 夢、鳴り止まぬ鐘。鬼滅の刃
第2章 後輩からの熱望、その香り〝竈門炭治郎〟
「なら、試してみましょう」
「?どうやって…ん?!」
蝶夜さんの唇に接吻する。
思っていたより柔らかくて、もっと味わいたいと思ってしまう。
でも我慢だ。嫌われたら元も子もない。
顔を離すと、真っ赤な顔をした蝶夜さんがいた。
やめてくれ…せっかく耐えているのに、そんな表情をされると心臓に悪い。
「…嫌でしたか?」
「いや、では、ないけど…」
「蝶夜さんの好きは、どんな〝好き〟でしたか」
「よく、わかんないよ…」
「…なら、この続きをしたら分かりますよね?」
「つづき…?あっ!」
どうやら察したようで、赤い顔がより赤くなる。
泣きそうな表情で恥ずかしがっている蝶夜さんは、俺の興奮をより強いものにした。
「え、えっちな、こと?」
「そうです」
「……分かった。その、今夜俺の部屋に来てくれ。」
「え??!!!うそ、本当ですか?!?!」
「ちょ、声おっきいよ…!今の体制考えて…!」
「あっ、すみません!退きますね…」
ありえない、そんな…夢みたいなこと。
妄想の中だけだった、蝶夜さんとの性行為。
それが今夜、現実になるんだ。