〈男主 BL R18〉 夢、鳴り止まぬ鐘。鬼滅の刃
第2章 後輩からの熱望、その香り〝竈門炭治郎〟
ーーーーーーー その夜。
「しっ失礼します!」
勢いよく襖を開ける。
目の前には、風呂上りの蝶夜さんが座っていた。
熱を帯びた体、しっとりと濡れた髪。
俺を欲情させるには十分だった。
「蝶夜さんっ…!」
「うわぁ!な、なに?!」
「良いんですよね?本当に?抱いちゃいますよ?」
思わず激しめに押し倒してしまった。
蝶夜さんは何がなんだか分からなくなっている。
「まって…俺が、竈門くんを、抱くんだよね?」
「え?いや、違いますよ。蝶夜さんが、俺に、抱かれるんです。」
「え?」
「え?」
暫く沈黙が流れる。
蝶夜さんは、何か盛大な勘違いをしていたようだ。
「で、でも…俺の方が年上だし…」
「抱く抱かれるに年齢は関係ないです!」
「えぇ…」
「… 蝶夜さんが一度抱かれてみて、もしどうしても無理そうなら代わりますから…お願いします…」
「うっ…わ、わかった。」
「ありがとうございます!」
蝶夜さんはまだ実感が湧いていないようで、ポツポツと小声で何か言っている。でも、関係ない。俺の勝負はここからだ!
「では… 蝶夜さんは、ジッとしているだけで大丈夫です。よろしくお願いしますね?」
「は、ぃ…」