〈男主 BL R18〉 夢、鳴り止まぬ鐘。鬼滅の刃
第1章 憧れへの愛想、その回答。〝冨岡義勇〟
純side
「あっ♡や…ぅあっ♡や、あ?!ダメです、なめちゃ…!」
「…」
あ。
冨岡さんの、この目。
まるで、獲物を喰らうみたいな情熱を感じる。けれど、そこには優しさもあって。
だめだなぁ、敵わないなって、そう実感させられるんだ。
「冨岡、さ、ぅあっ!あっ♡あぅ、♡だめ、だめっ♡ほんとに、いっちゃ…~~~~~っ♡♡♡」
…達してしまった。
冨岡さんの前で、しかも乳首だけで。
「…治ったか」
「多分、大丈夫です…」
恥ずかしい…かなり恥ずかしい姿を見せてしまった。
冷静になってみると、俺、めっちゃ変な声出してたよな…
「その、えっと…本当に、ありがとうございました。あんな姿を見せてしまって…すみません」
「大丈夫だ。俺もすまなかった…無理をさせてしまったか」
「いえそんな、気にしないでください!」
「…腕の縄、解くぞ」
「あっ、はい!お願いします!」
冨岡さん、不思議な人だけど、すごく優しいんだ。
俺が思っていたより、もっと。
血鬼術にやられた俺を助けてくれるなんて…
尊敬にあたる人だ。俺も見習わなきゃ!
ーーーーーーーーーーーー 一方、事後の冨岡。
「…あれは反則だろう」
純のあの姿…ひどく官能的だった。
最後、勃起を隠すのに必死だったが、気付かれなくて良かった。
あいつにとって、俺は尊敬する先輩なのだから。
…それ以上には、きっとなれない。