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〈男主 BL R18〉 夢、鳴り止まぬ鐘。鬼滅の刃

第3章 青、囲まれる白。冨岡義勇&竈門炭治郎


純side

2人で布団に寝転がってみる。

「…やっぱり狭いですね。」

「……こうすれば収まるか」

「え?って、うわぁ!」

急に抱き寄せられる。ち、近い…!肌が密着する感覚、ほんのり香る汗の匂い。今、冨岡さんに抱かれてる?!俺がドキドキしてるのをよそ目に、冨岡さんは髪を解いた。見上げると、冨岡さんの美麗な顔が見えた。睫毛ながい…綺麗な唇…髪を下ろしている姿もまたかっこいい。俺を抱く腕はガッチリしていて、手は分厚く努力が滲んでいる。こんなにもかっこいい手になるのに、どれだけの努力がいるのだろう…。俺が女なら、間違いなく惚れていたであろう。

「俺の顔に何か付いているか」

「!!あ、ぇと、すみません…あまりにも綺麗な顔をされているので、つい…」

声…!すごく良い声だけど、なんか…腰のあたりが浮くような、変な感覚だ。冨岡さんの前で変な姿を見せてしまっている、恥ずかしい…

「…何故そんなに顔が赤い?」

「…冨岡さんの、こ、声が…」

「俺の声?」

「とってもかっこ良くて、でも、その…ゾクゾクする、みたいな…」

「…?」

「あ、すみません!失礼でしたよね、申し訳ないです…」

「そうじゃない。…こうすれば分かるだろうか?」

冨岡さんの顔が近づいてきて、思わず寝返りを打つ。やばい、綺麗すぎて近距離で見れない…!富岡さんの髪が首筋に当たり、体が跳ねる。息が耳にかかって、ぞわぞわする…

「どうだ?俺の声は、おかしいか?」

「や、変じゃ、無い、です…だから、離れて下さい…!このままだと、俺…」
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