刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第41章 神酒
そうこうしている間にもとくとくと心臓が早まって、腰骨がむず痒いような疼きに支配され、股座にじわりと蜜が滲んでくる。
蜜が溢れている自分のそこを弄りたい衝動に駆られるも、必死で堪える。
こんなところで、国広くんが自身の白い布を私に被せて隠してくれているとはいえ、そんな淫らな行為を見せるわけにいかない。
気を抜いたらダメだ…ダメなのに内側がきゅんきゅんしてもどかしくて、少しでも気を抜いたら手がそこへ向かってしまいそう…!
「も……むり…から、ちゃ…ぁ…うぅ…」
どうにもならなくて小さく震えながら声が漏れる。
こんな声聞かれたくない…早くここから連れ出して欲しい…大倶利伽羅さん早く帰ってきて…
懸命に理性をかき集めて耐えていると、バタバタバタという足音と「何があった!?」と愛しい人の声が耳に届く。
ああ…やっと…
遠征呼び戻し鳩を使われ、急に呼び戻された大倶利伽羅さん率いる遠征部隊は私に起こった出来事を詳しく聞かされていないようで、少し取り乱しているようだった。
「伽羅ちゃん!」
光忠が広間に到着した大倶利伽羅さんに駆け寄り、歩きながらも簡潔に状況を説明している。