刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第41章 神酒
そして鶯丸が「主、鳩の使用許可を出してくれないか」と問いかけてきたけど、コクコクと頷くことしか出来なくて。
鶯丸が蜻蛉切さんに目で合図をすると、蜻蛉切さんと蜂須賀さんは急いだ様子でゲートの方に消えていった。
「主ちゃん、すぐ伽羅ちゃん来るからねっ」
「大将、気をしっかりな」
大倶利伽羅さんに来て貰うって、それってそれって…公認で今から抱いてもらえってこと?
途端に羞恥で一杯になるけど、体が燃えるように熱くてお腹の奥はゾクゾクしていてそれに耐えるのに精一杯だ。
光忠は居ても立ってもいられないのか、私の周りをうろうろと歩き回っている。国広くんはおろおろしながらも、取り敢えず部屋に行くぞ、と声を掛け私の背中に触れた。
「ひぅっ………ッ!」
国広くんの手が背中に触れた途端、身体に電流のような快感が走り予想だにしない声が漏れ出た。
私の声に国広くんは目を見開き、背中に触れていた手を瞬時に引っ込める。
「や…だ…ぁ……っん、」
「っ、こ、これでは部屋に連れて行くことも出来ないっ!大倶利伽羅はまだなのか!」
この場にいるのも恥ずかしくて溜らないのに、どんどん加速する疼きにどうすることも出来ない。