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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第40章 魅惑のランジェリー


もう帰るだけなので濡れたままゲートをくぐり、本丸に到着するとすぐさま駆け寄ってくる光忠の姿。

大倶利伽羅さんが私の前にぱっと立ちはだかり不思議に思っていると、「見えてる」と彼の低い声。胸元を見ると見事にブラジャーが透けている状態に驚愕し、持っているビニール袋で慌てて隠した。


「二人ともそんなにびしょ濡れになって!あっちは雨が降っていたのかい?とにかく風邪ひいちゃうから早く湯船に浸かっておいで!」

「ただいま光忠。そんなに慌てなくても別に寒くないし大丈夫だよ?暑かったからむしろ気持ちいいくらいっ」

「大丈夫じゃないよ!夏風邪なんか引いたら大変なんだから。ほらほら伽羅ちゃんと一緒に行っておいで。今誰も入っていないから」

「私は自分のお風呂でいいってばっ」

「だ~め、今から沸かしてたら体が冷えちゃうよ?それに主ちゃんと伽羅ちゃんはそういう関係でしょ!」

「で、でも光忠っ」

「嫌とは言わせないよ!ほらほらっ」


無理矢理光忠に大浴場の脱衣所に大倶利伽羅さんと二人で押し込められてしまい、光忠は「後で着替え持ってくるから脱衣所の鍵だけ開けておいてね。立て札は掛けておくから!」と言いながら爽やかな笑みを残し去って行った。


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