第40章 魅惑のランジェリー

可愛い！イタグレも勿論可愛いけど、イタグレを撫でている大倶利伽羅さんが可愛い！なんて貴重な絵面！！来て良かった！

貴重なその姿を写真に収めたくてデレデレしながらカメラを構えたら、僅かに眉間にしわを寄せた大倶利伽羅さんにストップをかけられてしまった…

その後も何度かシャッターチャンスを伺うもののその都度阻止され…公衆の面前ということもあり諦めた。

残念…
犬と戯れている姿もそうだけど、眼鏡姿の大倶利伽羅さんをどうしても写真に収めたかった！

その場にいる女性達も目がハートになっている。勿論大倶利伽羅さんに対して、だ。明らかに視線が犬ではなく彼に向けられている。


そして犬たちと触れあうこと数十分。
大倶利伽羅さんはといえば、きゃーきゃー言いながら色々な犬たちと戯れていた私とは違い動き回らずにじっとしていて、いつの間にか彼の周りには数匹の犬達が居座っていた。

そして膝の上にはまだあのイタグレ。彼の膝の上にずっと入り浸り時折愛おしそうに彼の指を舐めている。そしてそれをとても優しい眼差しで見つめている大倶利伽羅さん。

ここに誘ったのは自分だし、相手は人ではなく純粋無垢な犬だというのに…その光景に段々と悶々とした気持ちが芽生えてきてしまった。


…いいなぁ…ずるい