第40章 魅惑のランジェリー

これで腕の龍が見えていたらヤクザと間違えられて大騒ぎになっていたかも知れない。
これから刀剣男士と現世に来るときはいろいろと気を付けないといけないな…と改めて思った。

サイズを計ってもらいそろそろと試着室を出る。やはり太っていたわけではなくカップが少し成長していた…これも神気の効果なんだろうか、それとも…と色々考えていたら私まで顔が紅潮してしまう始末。

そして告げられたサイズでブラジャーを選ぶ事数十分。

迷いに迷って可愛らしい感じのものと、清楚な感じのブラとショーツのセットに絞る。その中から何枚かを選んでレジに向かおうとした時にふとマネキンが身につけている下着が目に留まった。

それは、次郎ちゃんが言っていた誘惑の紐ランジェリー。

そして、ランジェリーが綺麗に並べてある棚に設置してある小さなモニターから流れるプロモーションビデオにも、うっかり目が釘付けになってしまう…


『彼を大胆に誘惑する　スルリとほどける紐パン』
『スルリと解ける紐…彼を虜にすること間違いなし』
『大人の魅力を引き出し　思わず目を奪われる魔法のデザイン』
『バックスタイルも官能的に魅せる』


画面には魅惑のランジェリーを身につけた綺麗なモデルさんが映っていた。