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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第40章 魅惑のランジェリー


あまり時間がないので、現世の政府施設からすぐ近くにある大型商業施設に向かった。
外に出ると途端にムワッとした空気が体に纏わり付く。本丸の夏よりとてつもなく暑く感じるのは人が多いのと建物が密集しているせいだろうか。

急いで店内に入ると、適度に冷房が効いていて少し汗ばんだ体があっという間にクールダウンされていく。
入口近くの柱に提示してある施設内のMAPを見ると、今回の目的である女性用下着のお店は、6Fにあるようで。


「伽羅ちゃん、エレベーターで6階まで行こう」


繋いでいる手を引っ張りエレベーターに乗ると、先に乗っていた女性客2人が大倶利伽羅さんを見ながらこそこそと何かお話ししている。きっと格好いいとかそういう内容なんだろうな…
ところどころ聞こえた内容から察すると想像していたとおりで。

舐めるように大倶利伽羅さんを見る視線になんだか私まで居心地が悪い。大倶利伽羅さんも眉間に皺を寄せていた。

そうこうしている内に目的の階に到着して扉が開き、今度は大倶利伽羅さんに手を引かれエレベーターから降りた。


「で、何を買う予定なんだ」


専門店が並んでいるフロアを歩いていると大倶利伽羅さんが私に問いかけてきた。
何を買う予定…

ゔ!!!まだ大倶利伽羅さんに言っていなかった!!


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