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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第40章 魅惑のランジェリー


そのままの体勢で髪を拭いていると、今度は大倶利伽羅さんがすりっと私の胸元に顔を近付けてきて甘える仕草をする。格好良いのに可愛くて、思わずぎゅっと大倶利伽羅さんを抱き締めた。

それから休憩がてら二人でお茶を飲みながら寛いでいると、いつもより大きい足音を立てながら同田貫さんが戻ってくる。わざとらしい程の足音に、イチャつく時間はもう終わりだ、と言われているようで、ぷっと笑いが込み上げた。

同田貫さんと入れ替わりに、何事もなかったように大倶利伽羅さんが執務室を出て行く。


「同田貫さん、ありがとうございました」

「…話はついたようだな。とっととこの仕事終わらすぞ」

「はいっ!」


 …

 …


それから待ちに待ったその日が遂にやってきた。

私の洋服は乱ちゃんと次郎ちゃんが選んでくれた、ウエストにリボンが付いているフェミニンな水色のワンピースだ。髪の毛は前に大倶利伽羅さんがプレゼントしてくれた髪留めで、乱ちゃんが可愛く綺麗に纏めてくれた。


「じゃあ、行ってきます。同田貫さん、用が済んだらすぐ戻りますね」

「何だっていいけどよ、気ぃつけろ」

「こっちの事は気にしないでさ、ゆっくりしてきてもいいんだよお?なんなら明日の朝でも!」


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