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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第39章 へし切長谷部は見た!!


少しの間とはいえあのような不埒な想いを抱いてしまった事に罪悪感があり、俺は主の好きな焼き菓子と山伏のぷろていんを万屋で買い、早速主の部屋に歩みを進めた。

執務室を通り抜け、主の私室に近付くにつれ聞こえる声。
それはどこか苦しそうに感じる主の声だった。

手に持っている焼き菓子の包みを見つめる。
体調が優れないのではないのか…であればこんな甘い菓子ではなく、もう少し食べやすいものにすれば良かったのでは…?

何故今の今まで気付かなかったんだ。朝から何度も主をお見かけしていたというのに…何がお世話係だ、笑わせる。

すると先より大きい主の声が聞こえた。今度は言葉一つ一つはっきりと聞こえる。どうも主は大倶利伽羅と一緒のようだ。


「ねえ、伽羅ちゃんっ…なんで、んっ…こんなに硬いの?ガチガチだよ…」

「はあ…あんたのせいだろ」

「うん……だから精一杯やってるっ!んっ…はあっ…」

「う…く……ま、待てっ」


な、な、な!!
なんだこの会話は!!!!!!
ガチガチだと?お、大倶利伽羅貴様ああああああああああ!許さん!
主に!まさか主に口淫…?そ、そんなゲスい事をさせているのか!

大倶利伽羅なら…と信用し主を託したのが俺の間違いだったのか!


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