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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第39章 へし切長谷部は見た!!


ああ、主。
今の季節、蒸し暑くて寝苦しいとはいえあのような格好で…

い、いかん…
我が主をいかがわしい目で見るなんてあってはならないこと!

しかしその日から俺は主の姿をお見かけする度に、あの日の下着姿を思い出すようになっていた。
許されないことだ!俺は恋仲でもなんでもない只の忠臣にすぎないのに。主、申し訳ございません。


「山伏!俺も滝修行に同行させてくれ」

「カカカカ!長谷部殿から誘いを受けるとは珍しいものだ。余程のことがあったとみた。どれ、拙僧に話してみよ」

「いいから早く連れて行け!」

「カカカッ!相分かった。任されよ!」


その日は山伏と共に本丸の裏にある滝に打たれた。
たまには良い物だ。頭がすっきりして冴え渡っている。心が浄化されたように清々しい。

これでどんな事があろうと、俺は邪な考えを持たずに主に接することが出来る筈だ!そうでなければまた滝に打たれる他あるまい。

……結果、滝修行が功を制して主をお見かけしても平常心でいられる事が出来た。山伏にはお礼としてぷろていんとやらでも買ってやろう。


そして何日か過ぎ、本丸の休日がやってきた。


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