刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第11章 こんたくと?
光忠の意地悪と言って、慌てて顔を隠した。
光忠は、なるほどね~と何故か嬉しそうに一人納得した感じで頷いている。
「それより!!大倶利伽羅さんに渡したいものがっ」
これ良かったらどうぞ、と大倶利伽羅さんの前に光忠と買ったずんだ餅を差し出した。
「…?」
「この間、体調悪かった時に沢山迷惑かけちゃって、お世話になったのでお礼です」
「別に…迷惑とは思っていないが…」
「ずんだ餅好きって聞いたので」
「ずんだは好きだ」
「光忠から聞きました。良かったら受け取って下さい…」
「あぁ、礼を言う…」
大倶利伽羅さんが受け取ってくれた。
良かった!
大倶利伽羅さんが執務室を去った後、さて主ちゃん、長谷部くんがお風呂に鍵つけ終わってるか見に行こうか、と光忠がいうので早速見に行ってみた。
お風呂場に行く途中で、ちょうど長谷部がこっちに向かって歩いてくる。
「主!鍵つけ終わりましたよ、これでもう安心ですね」
「長谷部ありがとう!!」
さすが仕事が早い!さっきのかくれんぼは散々だったけど…
お金も大分溜まってきたし、自分用のお風呂を増築しようかとも考えたけど、鍵つけてくれたし暫くはこのままでまたの機会にしよう、と思った。