刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第11章 こんたくと?
光忠、長谷部と別れて、癒しを求めて馬小屋に向かった。私は馬が好きでたまに馬小屋で一時を過ごしている。
馬小屋に着くと、先客がいた。鯰尾だ。
「あれ?主どーしたんですか?」
「大好きな馬に会いに来ただけなんだけど、ずおくんは…まさか…」
「そのまさかですよ。馬糞を集めに来たんです」
「あはは、相変わらずだね…」
「見事当ててやりますよ」
「え?だ、誰に?」
「和泉守に!主の裸を見た罰ですよ。皆怒ってますからね。任せてくださいって!」
もう畑当番とトイレ掃除の刑を言い渡してあるんだけどと言うと、鯰尾は、それは主からの罰。これは皆からの罰です。それでは!!と行ってしまった。
馬小屋で馬を撫でたり、にんじんをあげたりして癒されていたら…
「これで最後だ!」
「この野郎!舐めた真似してくれたなぁ!くそっ!国広まで裏切りやがって!」
遠くの方で聞こえる声…
あぁ、兼さん皆にやられちゃったんだね。
その後、馬糞だらけの兼さんに、昨日は悪かったよ、と謝られた。