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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第37章 修行


急いで皆のところに駆け寄ると、ナンパ男も後ろから追いかけてくる。


「まっ!君のかわいさに免じて今日の所は許すけど?…で?このまま俺んとこ来ちゃう?なんなら泊まっていけばいいんじゃん?君のために本丸も休みにしちゃうからさ」

「さっきから断っていますけど…」

「とりまこれ俺の連絡先!ここだけの話、連絡先教えるの君が初めてだから。どういう意味かわかるだろ?」


いい加減にして欲しい…どの口が言うのかと顔を歪ませていると、目の前に連絡先が書かれているメモ用紙を差し出された。

当然のように断るつもりで男を見ると、その後ろに控えている男の刀剣達が揃って私の後ろの何かに釘付けになっている姿が視界に入った。

目を見開いて少し引きつっているようなそんな感じの表情に疑問を覚えながらも、そのメモ用紙を当然受け取らないでいると、鶴丸の焦ったような声が聞こえてくる。


「光坊っ、伽羅坊がやばい!抑えていてくれ」

「分かったけど鶴さんはどうするの!?」

「俺は主からあの男を引き離す」


大倶利伽羅さんがやばい?さっきの真剣必殺と関係があるのだろうか。
そんな事を考えていたら男は馴れ馴れしく私の肩を抱き、嬉しそうに言葉を続ける。


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