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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第37章 修行


私が聞くと、店主は立ち上がり「どうぞこちらへ」と隣接されているもう一つの部屋へと案内する。茶菓子とお茶を啜りながら寛いでいる鶴丸を置いて、いまつるちゃんとその部屋に入ると、


そこには――


青色の綺麗なガラス瓶がずらりと並んでいた。まるで香水が入っているようなオシャレな色と形のガラス瓶には、数字が印字されている銀色のラベルが貼られている。

店主は棚から116のラベルが貼られたガラス瓶を手に取った。


「こちらが、大倶利伽羅の神気でございます」

「あ、その番号…もしかして刀帳の!」


116、その番号は正に大倶利伽羅さんの刀帳番号だ。この数字はそういうことだったのか。


「どれどれ、俺が伽羅坊の神気かどうか確かめさせてもらうぞ」


いつの間に私の後ろにいたのか、部屋でお菓子を頬張っていたはずの鶴丸が店主に詰め寄る。次いでいまつるちゃんも「ぼくにもみせてください」とずいっと私の前に立った。

店主はにっこりと笑い、大倶利伽羅の神気であるガラス瓶を鶴丸に渡した後、神気が陳列されている部屋に戻りながら言う。


「ええ、どうぞしっかり確かめてみて下さい。鶴丸さまと今剣さまのもございますよ。良かったらそちらもお確かめ下さいませ。只今お持ち致しますので」


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