刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
「お客さん…そのような情報をどこでお知りになられたのですか?」
「え、あの、えっと…時の政府のホームページ?で…」
男性2人の登場と今にも抜刀しそうな鶴丸達。
ピリピリとする雰囲気の中、緊張しながらも聞かれた問いに答え、審神者カードと許可書を鞄から取り出して目の前に提示すると、店主は「確かに…」と言い、私たちをお店の奥の部屋に導いた。
黒服もぴったりと後から付いてくる。
案内された部屋には立派な応接セットが置かれていて、私たちをソファに座るように促した後、店主はお茶とお菓子をテーブルに置き目の前に腰掛ける。
そして先ほど渡した許可書に目をやり「なるほど…亀甲貞宗ですか…」と呟いたのだった。
「刀剣様をお連れになられているので審神者様じゃないかとは思っていましたが…神気をお求めとは。ええ、少々値段は張りますがそれはもう、ほとんどの刀剣の神気が揃っております、はい」
「本当だったんだ…」
「こちらで扱っているのは勿論本物の神気です。安心してお買い求め下さって構いません」
「あの…大倶利伽羅の神気はありますか?」
「ええ、勿論ございます」