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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第37章 修行


「ご主人様は…ぼくの事嫌いなのかい?」

「そ、そんな訳ありません!!お付き合いとかそういうことが無理とお伝えしているだけで…ほら、ここの見えます?」

「伽羅坊が主を抱いた時につけた所有印だ!」

「そ、そう!私は彼の物だという証です…」


メイク落としシートでしっかりファンデーションを落とした事でくっきりと彩られたキスマークを亀甲さんに見せ付けるも、鶴丸が抱いたなんてはっきりと言うので顔に熱が集まってしまい、内心何て事をしているんだと思った。

何も言わずに暫くキスマークを凝視している亀甲さんだったけど…


「ああ…可哀想に…ご主人様の白い肌がこんなに沢山虫に刺されて赤くなっているね」

「え、虫…ですか?」

「待て、伽羅坊は虫じゃないぞ」


この後も鶴丸と必死になって説明するも効果はなく。

仕方がないのでこの話は終わりにして、亀甲さんに本丸を一通り案内することに。勿論警戒した鶴丸と光忠が私の両隣を固めてくれた。

夕餉の時間では鼻息荒くした亀甲さんが私の横を陣取ろうと側に寄って来たけど、長谷部が引きずり広間の隅っこに連れて行ってくれたのと、歌仙が睨みを利かせてくれたことで事なきを得た。


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