刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第49章 刀剣男士の苦悩と決断
「…ところで大倶利伽羅、随分勝手なまねをしたみたいだね。一体どんな手を使ったんだい?」
「別に…」
「ふうん…まあ大体想像はつくけどねぇ……結果的には良かったけど、もし失敗していたらどう責任取るつもりだったのかな?」
「…」
「青江くん、怨霊は無事消え去ったことだし…伽羅ちゃんの判断は正しかったってことだよね。だからいいじゃないか。ねえ、伽羅ちゃん?」
大倶利伽羅は答えず、ただ刀を鞘に収める音だけが響く。その表情には、緊張とわずかな怒気が残っていた。
「で、例の作戦はこれで終了、ってわけ?」
加州が肩をすくめ問うと、それに青江は頷いた。
「主にはさぁ、大倶利伽羅があの子を想ってるフリをしてるってバレないようにしてたけど…もうこんなこと懲り懲りだよ」
「…全部終わったならそれでいい」
大倶利伽羅はそれだけ言って背を向けた。 青江は小さく笑い、倒れている娘を抱きかかえ近侍部屋へと運んでいった。
「伽羅ちゃん……やっと平穏な日々が過ごせるね」
燭台切はにこりと笑い、大倶利伽羅の肩をポンと叩いた後、「それじゃ僕は戻るね、主ちゃんをよろしくね」と言い残し加州と共に部屋を後にした。