刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第35章 お風呂での秘め事
ちゃんと挿れて…
この短い一言がどうにも恥ずかしくて言えない。相変わらず少し挿れては出ていくという焦らされる状態が続き、もう一度彼の名前を呼ぼうと口を開きかけたとき、浅いところで出入りしていた彼のモノが離れていった。
「ん…や、やだ……」
「何がだ…」
「…っ」
何がだ…って絶対わかってる癖に…いままでは挿れるって言ってから遠慮なく入ってきてた癖に…
「どうして欲しい…あんたの口から聞きたい」
「なっ、い、いじわるっ!……わかってる癖に…そ、そんなのっ言えなっ…んっ…ふっ…」
そうしてる間にも硬いそれが秘裂を擦る。クチュクチュと執拗に擦られて…それだけでも気持ちが良くて、でも足りなくて。
「ね、伽羅ちゃん…ぁあ…」
「…だからなんだ」
なんとかわかってもらおうと彼の名を口にするものの、大倶利伽羅さんは私の求めている事を与えてくれない。
相変わらずぬち、ぬちゃ…と秘裂を擦ったり浅く出入りするだけ。
「それ、や、だ…」
「なら、どうして欲しい…」
耳を食みながら彼が意地悪く問う。その間にも甘くドロドロに溶かされた秘裂にぷちゅ、とそれが当たる。もどかしくて仕方がなかった。