第35章 お風呂での秘め事

「なんでも言うことを聞くと言っていたな」

「っ、な、なにそれ…」

「本丸に帰っている途中で俺と光忠にあんたが言ったことだ」

「お、覚えてなっ…んっやぁ…」


今度は秘裂に彼の指が触れ、蜜口の回りをくるくると弄られた。明らかに中心を触らないようにしているのが分かる。

私が酔っている間にそんな事を言ったなんて…でも大倶利伽羅さんがうそをつくはずがなくて。


「あんたが…」

「んぅっ」


散々焦らされている体は蜜口を弄り続ける指は勿論の事、彼の低い声にも反応しとんでもない燻りを体に残していく。


「俺を求める姿が見たい…」

「…ッ！！」


カッと顔に血が上る。
確かに今までは大倶利伽羅さんにされるがままで、完全に受け身だった。

それなのに…
急に求めろって言われてもそんなの恥ずかしくて到底出来そうにない。

でもきっと言わないとこの先は与えてくれない。もどかしくて…身体が疼いて仕方がなくて。そうしている間にも身体が彼を求めるようにどんどん火照っていく。まるで毒が全身にじわじわと回っていくよう。

――昨晩みたいに何も考えられなくなる程、私の体を大倶利伽羅さんで一杯にして欲しい…そう思った。