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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第35章 お風呂での秘め事


強引に舌が入ってきて、熱くて柔らかくてぬめったそれに絡めとられる。

どう考えてもこのままえっちに進展しそうな雰囲気に心臓がドクンドクンと脈打つ。こんな明るい浴室で…?

お風呂に一緒に入っているだけでも予想外の展開なのに、この明るい所でそのままえっちなんて難易度が高すぎる…

そんな事を考えていると、頬に触れていた大倶利伽羅さんの手が私の顎をクイッと持ち上げ、更に深く舌を絡められた。


「ふっ、…んん…」


せめて電気だけでも消したい…

何とかならないものかと大倶利伽羅さんの溶けるような口付けをされながらも、懸命に頭をひねる。


「っ、はぁっ…待って!見てほしいものがあるのっ」


危うく流されそうになった所を強引に唇を離して制止する。大倶利伽羅さんは閉じていた瞼をゆっくり開けて、不満気に少し眉を寄せた。

前に万屋で、部屋がプラネタリウムに早変わり!って謳い文句のプロジェクターを買ったのを思い出した!

買った当初は短刀ちゃん達の部屋で毎夜のように観賞会をしていたけど、最近はすっかり忘れられている存在になっていた。

あれ、大倶利伽羅さんは見たことないはずだから、一緒に見たらきっと凄くロマンチックだと思うの…


──何より浴室を暗くできる。


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