刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第35章 お風呂での秘め事
「あとは自分で脱げるな…」
「うん、ありがと」
いつも恥ずかしがる彼女のことだ、見られるのは嫌だろう、そう思い脱衣所を退出するために立ち上がろうとすると…
目の前で信じられない光景が繰り広げられ大倶利伽羅は目を疑った。
彼女がそのまま下着を脱ぎ始めたのだ。
「…っ」
何の躊躇もなく胸当てを取り去り、プルンと形の良い柔らかそうな乳房が目の前で揺れている。それに加えお酒のせいかほんのり赤く色付いた体に、昨晩大倶利伽羅がたっぷりと残した赤い刻印、所謂独占欲の証が所々に散らばっていた。
…ゴクリ
思わず生唾を飲み込んでしまい、更にその光景に不覚にも逸らしていた視線もすっかり釘付けになってしまっていた。
目の前の彼女は更にくいっとショーツにも手をかけスルリと脱ぎ始める。
酔いのせいか普段の恥じらう姿は微塵もない…
彼女の体の甘さを知っている大倶利伽羅の下半身が熱を持ってしまったのは言うまでもなかった。
そんな大倶利伽羅の様子など知る由もなく、脱いだ下着を床にぽいっと放り投げ一糸纏わぬ姿になった彼女は、多少ふらつきながらもあっという間に風呂場に消えていったのだった。