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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


そのことは、大倶利伽羅さんと結ばれる前に彼が言っていた。


「それで縁が繋がると同時に相手の神気が体に流れることになるの!それでその神気の作用によって体がいつも以上に反応して感じてしまうらしいわよ。みっちゃんが言ってた!それで体を重ねるごとに少しずつ神気が馴染むんだけど、初めの頃は受け止めきれなかった神気が暴走して凄いこと沢山起こるの!身に覚えない?」

「凄いこと?」


彼女が言うには目には見えないし、体にも変化は起きてないからよくわからない部分が多いけど、鍛刀とか戦とかではっきりわかるらしい。

戦では誉を総ナメにしたり、レア刀ばかり鍛刀したり拾って来たり…

──確かに身に覚えがあった。

光忠が誉を取った大倶利伽羅さんを絶賛していたのも、三日月さんが鍛刀されたのもそれが原因…

神気が自分の体に完全に馴染んだ時にはそういう現象は起こり得なくなるけど、その代わりに霊力が底上げされるらしい。刀剣男士も同じ事が言えるらしく…

これはいつの日かこんのすけが言っていた事だと思い出す。

なるほど~

全ての謎が解けた…
政府が推奨するわけだ…

大倶利伽羅さんは進んでべらべらと教えてくれないし、私から聞くのも恥ずかしいから今日思い切って聞いてみて良かったなぁ。


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